千鳥ヶ淵の桜、春の陽気に咲き乱れ 花見客でにぎわう
東京の桜の名所の一つ、千鳥ヶ淵公園(千代田区)は5日、春めいた陽気に誘われ、多くの花見客でにぎわった。 この日の都内の気温は午後1時には20度を超えた。ソメイヨシノやオオシマザクラなど約260本が植えられている千鳥ヶ淵緑道は、訪れた見物客や海外からの観光客らでごった返し、桜とお堀に浮かぶボートを一眼レフやスマホのカメラで収めたり、ベンチに座って桜を眺めたりする姿が見られた。
東京のソメイヨシノは気象庁が2日に満開と発表し、千鳥ヶ淵でも多くの桜が咲き誇っているが、まだ「七分咲き」。ただ9日の日曜まで気温が20度を超す日が続く予報で、週末に向けて開花が進むとみられる。 千代田区観光協会は「さくらまつり」を3月28日から開催しているが、桜の開花状況を踏まえ、9日まで期間を3日間延長。桜のライトアップも同日夜まで行う。