大学生の娘が週3日アルバイトをして、このままだと扶養控除が受けられなくなるのではと心配です。いくら稼ぐと扶養から外れますか?
どのくらいアルバイトすると103万円を超えるの?
Aさんの娘は週3日働いています。1日5時間とすると週15時間。1年を52週、時給は1100円と仮定して年収を計算してみましょう。 1100円×15時間×52週=85万8000円 現状では103万円を超える心配は少なそうです。でも、同じ条件で週4日アルバイトすると103万円を超えてしまいます。年収103万円を月割りにすると約8万5800円。月単位の目安として、8万5000円を超えないよう気をつけてもらいましょう。
まとめ
アルバイト収入は所得税で年103万円、住民税では一般に年100万円までは税金がかかりません。ただし、所得税、住民税ともに103万円を超えると、扶養控除の対象から外れるため、親の納税額が増えてしまいます。扶養控除の対象から外れないアルバイト収入の目安は、月平均で8万5000円以下です。 学生にとってアルバイトは、収入を得るためだけでなく、社会経験を積むためにも貴重な経験になるでしょう。楽しく働けているなら、親としてもうれしいところです。 ただ、楽しいからとアルバイトを増やしすぎて、大学の成績に影響が出るようになるのは考えものです。特に奨学金を利用している場合は、留年をすると奨学金が打ち切りになる可能性があるので注意しましょう。 執筆者:蟹山淳子 CFP(R)認定者
ファイナンシャルフィールド編集部