投資資産としての「航空機エンジン」価格…いまがピークか、それともさらに上昇か?
Ishkaの見解
エンジン価格の上昇は継続していると思われ、調査した複数のリース業社によれば、さらに価格は上昇する可能性があると考えられている。 しかし、弊社が確認したなかでも、レッサーの意見は分かれており、価格がさらに上がるだろうとコメントするレッサーもいる一方で、価格は安定し始めた初期の兆候、あるいはピークに達したのではと疑問を呈するコメントもあった。 整備のターンアラウンドタイムの延長や、主要部品の不足、エンジン点検や性能不良など人為的な要素によってエンジンリース料や価格が押し上げられていることはリース業者自身もわかっている。 これらの問題の一部は改善されつつあるが、弊社が5月にアイルランドのダブリンで開催したIshkaのイベント「Trading Summit: Midlife, Engines & Part-Out」において広範囲に共有された見解は「あと3年は航空会社からのスペアエンジンに対する需要の高まりが継続する可能性がある」というものであった。ただし、一部の航空会社は長過ぎるリース期間や、プレミアム価格での契約に対して警戒しはじめており、これが市場のためらいを招いている可能性もあるようだ。 Ishka 編集主幹 ディッコン・ハリス(Dickon Harris) (注)本記事はあくまで参考情報であり、投資判断を目的とするものでは一切ありません。また、使用したデータの正確性、安全性等について一切保証するものではありません。著作権等の知的所有権その他一切の権利については、当社に帰属するものとし、許可なく複製、転載、引用することは一切禁止いたします。 ※ IshkaInsights原文は英文となります。この日本語版は、読者のご理解の参考までに作成したものであり、英語版記事の補助的なものであるため、英語版が(正)となります旨、ご了承ください。
ディッコン・ハリス
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