島原藩主が暮らした「御殿」間もなく一般公開終了 移築された民家は取り壊しへ【長崎】
江戸時代、島原藩主が暮らした「島原城三ノ丸御殿」の座敷が、長崎県島原市内の民家に移築されていたことが分かり、10月5日から一般公開されています。公開は10月いっぱいで終了し、民家は今年度中に取り壊される予定です。 【画像】島原藩主がくつろいだのはどんな部屋? 長崎県島原市の民家に移築されていたことが分かったのは、「島原城三ノ丸御殿」の座敷です。2021年度の調査で、島原藩主が勉学に励んだ「仲之御居間」の一部が移築されたものと判明し、島原市の文化財に指定されました。 幕末に描かれた「襖絵」なども残されています。現存する藩主の御殿は、全国で他に6例しかありません。 島原市 教育委員会事務局 社会教課 大津 英稔 室長: 「藩主にとっても貴重な『プライベート空間』だったと思います。三ノ丸に御殿があったというのを、皆さん楽しんでもらえればと思います」 民家は現在空き家となっており、10月いっぱい土日限定で一般公開された後、2024年度中に取り壊される予定です。座敷部分は島原市が保存する計画だということです。
長崎放送