花園切符、朝明か四日市工か 全国高校ラグビー三重県予選3日決勝
年末年始に大阪・東大阪市花園ラグビー場で開かれる第104回全国高校ラグビー大会の三重県予選会は、3日午後1時15分から鈴鹿市御薗町のスポーツの杜鈴鹿サッカー・ラグビー場メーングラウンドで決勝が行われる。13年連続15回目の優勝を目指す朝明と、初優勝を目指す四日市工が対戦。15人制の県大会決勝で両校が対戦するのは今年3回目で対戦成績は1勝1敗。1月の県高校新人大会決勝は四日市工、6月の県高校総体決勝は朝明が制した。両雄が今年最後の公式戦で雌雄を決する。 ■ ■朝明 鍛え上げた縦への推進力で大会最多の13連覇に挑む。主将でナンバー8の伊藤魁人(3年)は「分かっていても止められないラグビーをしたい」。 チーム全員で徹底して身体作り、走り込みに取り組んできた。内山塁(3年)、水谷琥次朗(同)の両CTBも鋭い縦の突破力が魅力だ。 昨年のチームスローガン「根性」「辛抱」に今年、「必死」を加えた。伊藤主将は「高校3年間一緒にやってきた仲間と花園に行きたい。絶対勝ってやるという気持ちで行く」と話す。 ■四日市工 3月の全国高校選抜初出場などラグビー部の歴史を塗り替えてきた3年生を軸に初優勝を目指す。 BKを中心にジュニア経験者がそろいチームの躍進を支える。中でも俊足とステップワークに優れたWTB/SH上村純大(3年)、視野の広いFB宮崎奏斗(同)の共同主将が司令塔。 100回の記念大会だった4年前、東海ブロック代表として花園に行っているが「県1位で行くことに意味がある」。上村は「1年の時から朝明に勝つという気持ちで来た。最後の大会だけ負けるつもりはない」。