©2024「明日を綴る写真館」製作委員会 ©あるた梨沙／KADOKAWA

　6月7日に公開される平泉成主演映画『明日を綴る写真館』より、佐野晶哉（Aぇ! group）の新たな場面写真が公開された。 【写真】ドラムを叩きながらあふれる笑顔の佐野晶哉 　本作は、あるた梨沙による同名漫画を実写映画化した人間ドラマ。年齢も考え方も全く違う“自分に素直になれない”という共通点を持つ2人が、人々の抱える“想い残し”のために奔走し、自分自身と向き合い、互いに影響し合いながら成長し、やがて思いもよらない奇跡を起こしていく。 　80歳にして映画初主演となる平泉が、自身の趣味である写真撮影ともリンクするカメラマン役として、さびれた写真館を営む鮫島役を演じる。その鮫島に憧れるカメラマン・太一役には佐野が抜擢された。そのほか佐藤浩市、吉瀬美智子、高橋克典、田中健、美保純、赤井英和、黒木瞳、市毛良枝らがキャストに名を連ねている。 　5月15日にAぇ! groupの一員としてCDデビューする佐野。本作で佐野が演じた太一は、フォトコンテストで3年連続グランプリを受賞し、各所からのオファーも止まない気鋭のカメラマン。しかし、1枚の写真をきっかけに、鮫島のもとに弟子入りする。一緒に働き、鮫島の写真家としての想いや、鮫島写真館で訪れる人々の“想い残し”に触れるうちに、太一は自分自身にも長い間抱えている“想い残し”があることに気づいていく。 　公開されたのは、そんな太一が、母・冴絵（黒木瞳）の勤める結婚式場でドラムを演奏する場面写真。Aぇ! groupのライブでも、メンバーやファンとの一体感やグルーブ感が最高だという佐野。ドラム演奏シーンは、そのライブでの高揚感に近い感覚だったそうで、その言葉通り、佐野の笑顔が弾けるショットとなっている。 　実はこの場面は台本にはなく、秋山純監督から撮影1週間前に提案されたもの。細かい指示やセリフはなく、佐野も「練習は何もしなかったです。ドラムがすごく上手だったら五十嵐太一としておかしいだろうと思って、練習ゼロで行きました。太一はドラムを触るのが久しぶりだろうと思い、それぐらいの軽い感じでいきました」とアドリブに近い形で撮影されたことを明かしている。 　そのシーンでは、佐野のドラム演奏と演技に応えるように平泉のアドリブ演技も飛び出した。平泉は「佐野君は伸びやか。ダンスも音楽も、芝居もできる。その先にまだ何があるのかわかりませんけど、素晴らしいものを沢山もっている」と、58歳年下の佐野に賞賛の言葉を贈った。