バキバキ&丸みのあるメリハリボディの34歳がコンテスト優勝!子育てや仕事をしながら「自分のなりたい身体」をつくりあげた
7月18日(木)に開催されたSPORTEC CUP ・ビキニフィットネスで髙田千広(たかだ・ちひろ/34)選手が優勝を果たし、アーノルドクラシックへの出場権を手にした。バキバキかつバランスのとれたメリハリボディをつくりあげた髙田選手。減量中もしっかり食べて、トレーニングも楽しむことが効果的だったという。 【写真】髙田千広選手のバキバキかつ丸みのある筋肉ボディ15ショット
「一番の感想はびっくりです。今シーズンは『勝ちにいく』というよりは、自分の好きなように好きなトレーニングをやっていたので、ビキニの身体というよりは、自分の理想の身体を求めてやっていました。こういう結果をいただけて嬉しいです」 世界基準でビキニフィットネスに求められる身体は変化していく。そういったことを毎年気にして身体づくりをしていたため、好きなトレーニングが楽しめなくなっていたという。 今年は自身のなりたい身体を求めてトレーニングに励んだ髙田選手。ステージでも生き生きと楽しんでいる姿に目を惹かれたことを伝えると、「そう言っていただけることが一番嬉しいです!」と喜びの表情を見せてくれた。 「パッと見て、ちゃんとトレーニングしているなという身体が私は好きです」というようにトレーニングが大好きな髙田選手。日本選手権トップ選手の須江正尋選手のパーソナルトレーニングを受けたことも、背面のバランス強化に加え、さまざまな発見がありトレーニングの楽しさがさらに高まったという。 髙田選手は減量幅8~9kgを4カ月で落としていく。オフシーズンでは、1日白米3~4合を食べていた。 「オフシーズンにクリーンな食事をだいたい3500~4000kcal。そこからスタートなので、減量末期も2000kcalをとりながら減量できていました。最後の1週間は、質感をみながら調整で落としたり、戻したりを繰り返していましたが、基本2000kcalはきらないように減量していました。代謝を絶対落としたくない一心でたくさん食べていました」 Instagramのストーリーで毎日毎食の食事写真をあげており、栄養バランスや食事量、間食など、減量中の方にも参考になるだろう。髙田選手は、「減量で苦しみ、大会を諦めている方の力になりたい」と教えてくれた。
「減量ってそんなに辛くなくできるというのを伝えられる存在になれたらなと思っています。みんながこの競技に無理なく参加できるようになれたらいいなと思います。私自身も子どもがいるので、辛い減量で家庭が回らなくなるのは困るので……。自分の好きなことを楽しんでできる範囲で減量もトレーニングもしていきたいです」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
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