異例の継続試合に涙の訴え 4強に届かなかった鹿児島実「流れを変えたいと思って…」【高校野球秋季九州大会】
◆九州地区高校野球準々決勝 沖縄尚学5―0鹿児島実(継続試合)(30日・別大興産スタジアム) 今春に続く2季連続4強進出を狙った鹿児島実は9回に代打攻勢で逆転を狙ったが、反撃は届かなかった。 ■秋季九州大会、甲子園に近づく4強は?結果はこちらから 9回の先頭打者は、宮下正一監督と親子鷹で甲子園を目指す宮下正太郎主将(2年)が代打で出場したが、二ゴロに倒れた。「なんとか流れを変えたいと思って、前夜から全員にプランを伝えて、代打代走を出すと話をしていた。そうさせてくれなかった相手が強かったと思います」と宮下監督は沖縄尚学をたたえた。 選抜大会出場校選考のための絶対条件となる4強以上を懸けた準々決勝での継続試合。雨でグラウンドコンディションがどんどん悪くなる中で両チームの選手が必死にプレーしてきたが、8回2死の時点で中断となった。 「継続試合ありきで試合をスタートさせるのはどうなのか。試合開始後に雨が強くなるという予報も含めて柔軟に考えてもよかったのでは。もちろん相手の力の方が上だったんですが、残念でした」。大事な試合でイレギュラーな事態に直面した選手の気持ちを思い、宮下監督は涙を浮かべながら疑問を呈した。(前田泰子) ▼なぜ継続試合になった?前日の試合展開は(おすすめ記事)から▼
西日本新聞社