玉田志織インタビュー「この作品が誰かの行動を変えられたら」『ブルーモーメント』SDM通信班・宍戸梨紗子役を好演
山下智久さん主演の水10ドラマ『ブルーモーメント』(フジテレビ系 毎週水曜 午後10時~10時54分)で、SDM通信班として活躍する宍戸梨紗子役の玉田志織さんにインタビュー。作品を通して学んだことや現場の雰囲気、また、演じる梨紗子について意識していることや注目ポイントなどを聞きました。 【写真】SDM通信班の宍戸梨紗子(玉田志織) 本作は、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、現場の最前線で知恵と知識を駆使して命がけで救助に立ち向かうSDM(特別災害対策本部)メンバーの奮闘物語。原作は、「COMIC BRIDGE」(KADOKAWA)で連載された小沢かなによる「BLUE MOMENT」。コミックスは3巻まで発刊しており、ファンの間で映像化が強く待ち望まれてきた人気作品だ。 ◆本作に出演が決まった際の心境を教えてください。 すごくうれしかったです。自分が経験したことが通じる部分があったので、この作品に携わることに対して、責任感などいろいろと考えさせられました。 ◆どのあたりが経験と通じると感じましたか? 私は小学3年生の時に東日本大震災を経験していて。災害に脅かされる人を救うというこの作品には響くせりふがたくさんありますし、何が起きるか分からない中、もう一度あらためて自分自身のことを考えるきっかけになりました。 ◆特に印象に残っているせりふはありますか? 奇跡は祈るものじゃない、奇跡は準備するものだ、という山下智久さん演じる晴原さんのせりふが特に印象に残っています。本当にその通りだと思いましたし、心に響きました。 ◆宍戸梨紗子を演じるにあたって意識していることや準備したことはありますか? 一字一句せりふを潰さずにSDMのメンバーに届けるというところを特に意識しています。自分でも携帯で録音しながら、せりふの言い回しを練習したり、滑舌を強化したりしました。 ◆難しい用語や専門的な用語も多い作品ですが、難しかった言葉はありますか? 意外と、晴原さんの名前が言いづらかったですね(笑)。「晴原統括責任者」というせりふは、なじむまで苦労しました。 ◆梨紗子の中で視聴者の方に注目してほしいところはありますか? ドラマの中でふと出てくる梨紗子の本音です。普段梨紗子はあまり感情を表に出しませんし、常に情報を伝えないといけない立場にあります。でも、その中でたまに梨紗子の本心が出てくることで、梨紗子の人間味が増してくる部分もあって。ぜひそこに注目していただけたらうれしいです。 ◆撮影現場で何か意識していることはありますか? 同じ通信班の三崎役のワタナベケイスケさんとコミュニケーションを大事にしています。ワタナベさんとは、撮影のギリギリまで一緒にせりふの練習をしたり、難しいせりふをどういうふうに言おうかと相談したり。たわいもないプライベートのお話もよくします。