ドジャース・大谷けじめの会見へ 26日に水原氏解雇後初の取材対応 ロバーツ監督「ショウヘイが決めた。もう少し明確になる」
「オープン戦、ドジャース5-3エンゼルス」(24日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手(29)が25日(日本時間26日)に本拠地ドジャースタジアムで会見を行うことが24日、決まった。自身の通訳だった水原一平氏が20日に解雇されて以降、初の取材対応。同氏の違法賭博や450万ドル(約6億8000万円)の借金の肩代わりなど、一部米メディアの報道内容をどのような言葉で説明するのか注目される。 20、21日に開幕シリーズを戦った韓国で水原氏が電撃解雇されてから5日が経過。沈黙を守り続けてきた大谷がついに会見に臨む姿勢を見せた。 25日の試合前に日米報道陣に対応するとみられる。現在、連邦政府や米大リーグ機構が調査中の問題。大谷がメディアの質問一つ一つに答えるのか、事前に準備した声明文を読み上げるのか、どのような形で行われるのかは不明だ。 「これはショウヘイが決めたことだ」。エ軍とのオープン戦前にド軍のロバーツ監督は会見が大谷の意思で行われることを明かし、「彼が知っていることを語り、状況全体について自分の考えを話すのはうれしいことだ。もう少し明確になると思う」と言った。 米ESPNによると、水原氏が自身のギャンブル依存症を公表したのは20日の開幕戦後だ。球団幹部が同氏の巨額の借金を大谷が肩代わりしたことも知らされた。 指揮官は、信頼してきた相棒の解雇後の大谷の様子について「選手たちに少しは話をしていると思うが、チーム全体に話すことはしていない」と説明。一連の騒動がチームに影響を与えていても不思議ではないが、「クラブハウスは野球の準備をしようという雰囲気になっていると思う。だから明日はみんなにとっていい日になると思う」と前向きに捉えた。 ド軍は28日のホーム開幕戦に備えてこの日からエ軍とオープン戦3試合を行う。移籍後初めて本拠地でプレーした大谷は4万人を超える地元ファンから大きな拍手と歓声で迎えられた。2打数無安打1四球。快音を響かせることはできなかったが、その一挙一動への反応が期待の大きさを物語っていた。果たして大谷は何を語り、どんな真実を明かすのか。7年目のシーズンに集中するためのけじめの会見になる。