トップ選手に成長遂げた“姉妹レーサー”當銘直美「練習は妹のほうが強い、姉として負けられない」/ガールズケイリン
玉野競輪「スマリレ・第53回毛利賞争奪戦(F1・ガールズ・防府市主催)」は25日、初日を開催。7Rのガールズ予選①で力強く逃げ切った當銘直美(27歳・愛知=114期)に話を聞いた。 男子の世界は級班分けができているためS級S班が『最高峰』のランクで『超一流』と呼ばれるが、そういうのがないガールズでは競走得点が重要なバロメーターとなっており、55点以上あれば格上のトップ選手というのが個人的な考え。 今回の玉野で55.20持っていてシリーズリーダーの當銘直美は、「55点は1つの目標だったし嬉しいけど、自分の実力と言うより運9割(笑)。上を見れば強い人はたくさんいるし、まだまだですね。自在選手に限って言えば、今のガールズでは石井寛子さんと小林莉子さんが抜けていると思う。あの2人は技術があって脚力もあるし、そこに追い付くのが私の最終目標です」。 また妹の沙恵美(118期)の存在も大きいようで、「普段の練習は沙恵美の方が全然強いですよ。自力なんか出したら差はあきらか。沙恵美もレースに慣れて点数をかなり上げてきたし、今は53点くらい持っている。姉として負けられないな、追い越されたくないなって、良い刺激をもらっています」と教えてくれた。 人間、努力すればここまで強くなるではないが、今の當銘にデビュー当時のひ弱なイメージは全くなく、2日目の予選2も格上らしい圧倒的なパフォーマンスを披露する。(アオケイ・長谷川記者)