「試練を与えて...」なぜ指揮官は若きGK鈴木彩艶を3戦連続で先発起用した?「経験のある前川を起用する選択肢もあった」【アジア杯】
「また成長してもらいたい」
[アジアカップ グループステージ第3節]日本 3-1 インドネシア/1月24日/アルトゥマーマ・スタジアム 【PHOTO】日本代表のインドネシア戦出場16選手&監督の採点・寸評。5人が7点台の高評価。全得点に絡んだ9番をMOMに選出 日本代表は1月24日、アジアカップのグループステージ最終節でインドネシア代表と対戦。2ゴールの上田綺世の活躍もあり3-1で勝利し、グループ2位で決勝トーナメント進出を果たした。 この試合では、前節のイラク戦からスタメンを8人入れ替え。最終ラインの冨安健洋、毎熊晟矢、中山雄太、町田浩樹ら7選手が今大会初先発となった。 引き分け以上でグループステージ突破が決まる重要な一戦で、スタートのメンバーを大きく変更した理由を森保一監督はこう説明する。 「ターンオーバーではなくて昨日の記者会見で申し上げたとおり、我々には26人の戦力がいる。もちろん全ての選手がプレーしたわけではないですけど、これだけ多くの選手を替えて、プレッシャーがかかるこの第3戦に起用できたというのは、日頃から選手たちがしっかり力を見せてくれているということ。 どんな状況の中でも、スタメン、サブでモチベーションの差があるわけではなく、みんながその日その日のトレーニングの中でベストを尽くしてくれているからこそ、こうやってコンディションを見せることができました。本当に選手たちの日頃の努力の結果が、今日の起用と結果に繋がったかなと思います」 また、多くの選手を入れ替えて臨んだなかで、鈴木彩艶は3戦連続で先発起用。指揮官は21歳の若きGKへの期待を語った。 「1戦目、2戦目を戦って、第3戦でターンオーバーという形ではなく選手を使ったなかで、経験のある前川を起用する選択肢もあった。ただ、まだ彼は若いですし、これからいろいろな経験を積んでおく、さらに大きくなってもらうという部分は、ある意味で厳しいですけど、試練を与えて、その中でチームの勝利に貢献してもらって、また成長してもらいたいという思いはありました」 あえてプレッシャーのかかる一戦で彩艶に経験を積んでほしい、という森保監督の思惑があったようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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