森崎ウィンがアフリカの地で歌った理由とは? 「ウガンダと日本の架け橋になりたい」
監督業にも初挑戦
このプロジェクトとは別に、もうひとつ、森崎さんの作品を目にすることができる。俳優がショートフィルムの監督に挑戦する『アクターズ・ショート・フィルム4』に、千葉雄大、仲里依紗、福士蒼汰とともに参加するのだ。 「監督業はめちゃくちゃ楽しかったです。作品の良し悪しはわかりませんが、撮りたいものを妥協せずに撮ることができたので、そういう意味では自信があります。日頃、“監督をやってみたい!”と、言っていたのが今回のプロデューサーの方の耳に入って実現したわけですが、アフリカのプロジェクトにしろ、願いは叶うし、言えば叶うんだと感じています。ただしそれは“お前ひとりの力じゃなくて、まわりの人のおかげで叶っている”ということは忘れてはいけないと思います」 森崎の監督第一作は、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル&アジア』に出品される。彼がずっと作りたかったというミュージカル映画を、楽しみに待ちたい。
【プロフィール】森崎ウィン
1990年8月20日、ミャンマー・ヤンゴン生まれ。小学校4年生のときに来日し、中学2年生のときにスカウトをきっかけに芸能界入り。スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』(2018年)でハリウッドデビュー。映画『蜜蜂と遠雷』(2019年)で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を獲得。MORISAKI WINとして2020年から歌手活動もスタート。 文・サトータケシ 写真・成田小夜子(シカク) 編集・稲垣邦康(GQ)