ユニクロ・GU・無印・ZARA「ブランド品に擬態するには最適」「3000円に見えない出来」コスパ最強のブーツ4選
幅広いコーディネートに対応可能
さらにGUのこちらはフォルムは素晴らしい出来。ヒールが高く、身長や足長に見せることができるけれど、ソールはさほど分厚いわけではないので自然な印象に。 ビジネスシーンでも活用できるくらいシャープなシルエットとなっており、幅広いコーディネートに対応可能。レザー自体は褒められたものではないですが、3000円程度でこれが手に入るならいいかも。 「長く愛用する」のではなく1~2シーズンを乗り切るために購入するなら全然アリ。3000円には見えません。
ユニクロ
・サイドゴアブーツ 5990円 今季、珍しくユニクロが出してきたブーツがこちら。 特別ラインである「ユニクロC」で展開してきており、これがなかなか売れてない模様。発売からかなり時間が経っているにもかかわらず、売れ筋である26~27cmあたりはまだまだ残ってる。というのもこれ合皮なんですよね。 合皮のイメージは近年、変化してきています。サステナブルや動物愛護などさまざまな理由からハイブランドが「あえて」合皮を選択することも増えてきており、その流れで各社合皮とは思えない合皮を開発(余談ですが、そもそも動物愛護と言ってもレザーの多くは食用の肉から皮部分を提供してもらっていることが多く、「レザーアイテムを作るために殺傷する」ことはありません。 畜産副産物であるため、愛護を謳うならまず食肉を批判すべきであり、このフェイクレザーへ進む流れにもいささかの疑問はあるのですが……それはまあ横に置いておきましょう)。 ラグジュアリーな印象や本革を超える風合いなどを備えたファブリックも誕生していて、もう普通のレザーを遥か超えるコストのフェイクもあるくらい。合皮=粗悪という図式は成り立たなくなっています。
細かな部分での作り込みが半端ない
ですが、やはり「イメージ」というものがある。 「弟分であるGUがリアルレザーを使っているのに、ユニクロがフェイクレザーなんかい。GUがリアルレザーで3千円程度なのにユニクロは合皮で5990円なんかい。」とツッコミたくなるのもよくわかる。あまり人気が出ないのも理解できます。ただ、このシューズ合皮とはいえかなり凝っています。 まずレザー自体は天然のシボを再現しており、本革同様の風合いに。さらにコバ部分は手間のかかるグッドイヤー製法やノルウィージャン製法を模したようなステッチワークが見えるので、一瞬「あれ? 高級ブーツなのかな?」と騙されそうになります。 ブーツ最大の難点である「着脱しにくさ」も履き口にストレッチ性とキックバック性を備えたネオプレン素材を採用しており、フィット感はありながらも着脱が楽チン。丸みのあるシルエットでほどよく足に馴染み、クッション材なども使い歩き心地は抜群。ソールは滑りにくい、オリジナルのものを採用しており、こうした細かな部分での作り込みが半端じゃありません。 GUと比較すると合皮だけにイメージこそ悪いものの、実は着用感も見た目もかなりクオリティの高いアイテムに仕上がっています。ただ、やはり値段がもう少し安いとありがたい。このままセールまで待って、値下げしたところを狙うのもアリでしょう。