鳥谷1番は正解? 初回攻撃の重要性をデータで検証
日本ハム・西川は理想的な1番になれる
好調なチームの中からは、ヤクルトの荒木と日本ハムの西川に注目したい。荒木はミレッジの故障により山田が3番に移動した2日の試合から1番として起用されている。その日から3試合連続で四球を選ぶなど3試合で6度の出塁と今のところは及第点の働きを見せている。ファームでの出塁率は2013年が.410、2014年が.391とかなりの高水準であり適正は十分。ミレッジ、バレンティンの両外国人が復帰するまでにどれだけ1番打者としての資質をアピールできるだろうか。 日本ハムの西川はここまで打率.211と一見不振にみえるが、出場6試合ですべて四球を選んで出塁しており出塁率は.444と抜群、8四球に対して三振は5と素晴らしい内容だ。理想的な1番打者になれる可能性を感じさせる選手で、3番の陽、4番の中田が本調子ではないため得点数は3と伸びていないが、主軸の2人が本調子になれば得点数も増え、チームの得点力もさらにアップするだろう。今シーズン最も注目したい1番打者だ。 (株)日刊編集センター