「“障がい者”ということだけで…」企業就労が難しい当事者たち 現状を知った女性が『障がい者専門の芸能事務所』設立に込めた思いとは
今年はすでに3本のドラマ出演が決定
アクセシビューティーマネジメントは今年、既にドラマ3本への出演が決定していて、所属者4人が出演予定だ。 その中の1つはなんと、大河ドラマ。映画や舞台、ファッションショー、企業CM、当事者ならではのアドバイジング業務等、日々事務所へのオファーは絶えなくなってきている。 「当事者が参加できる環境が増え、日本が変わり始めていることを嬉しく思う」と臼井さんは語る。 臼井さんは日頃から所属者に「当事者だからという理由でキャスティングされるのはあと数年だと思え!」と伝えているという。これは、技術・知識・経験ともにプロになって行かなければならないと考える臼井さんの愛の鞭といえるのではないか。
<b>「挑戦できる場所があるよ」</b>
2年前に事務所ができたとき、実績はなかった。当初は「みんなで一緒に作っていこう!」と動いていた。これから所属する人には、これまで2年間歩んできた先輩たちの背中を見せることができる。 「挑戦できる場所をつくり続けるので諦めないで、オーディションやスクールで待っています」と臼井さんは伝えたい。 今年は芸能事務所の拡大と共に、美容サロンの開設も計画中で、努力次第で活躍できる社会になるようアプローチしていきたいと語る臼井さん。 「障がいがあっても、こんな風に生きていけるんだ!」とaccessibeautyを知った人の障がい者概念がアップデートされていくことを目指している。そしてその拡がりが、大きな社会変化に繋がると信じている。 accessibeautyが新たな風を起こす姿に、ぜひ注目していきたい。
ほ・とせなNEWS編集部