海外レビューひとまとめ『野狗子: Slitterhead』―本作に贈る最大の褒め言葉は□ユニーク□だ
・ZTGD: 60/100(Xbox Series X)
『野狗子: Slitterhead』はユニークだ。それが本作に贈ることのできる最大の褒め言葉である。ここには大好きなものがある。ゲームの雰囲気、音楽、そしてコンセプト。ただ、まとまりのある体験として上手く噛み合っていないだけだ。
・PSX Brasil: 60/100(PS5)
『野狗子: Slitterhead』にはまずまずだと思えるストーリーがある。しかし、それはアニメ「寄生獣」に『BEYOND: Two Souls』の雰囲気をミックスした、ありきたりでクレイジーなものだ。まあまあのゲームプレイ、中途半端なグラフィック、非常に劣った戦闘システム、ひどいオーディオの本作に時間やお金をかける価値はない。
・IGN: 50/100(PS5)
・VGC: 40/100(PS5)
『野狗子: Slitterhead』はあまり良くはないが、非常に興味深い。リメイクや続編、安全な賭けばかりの時代にあって、これほど風変わりなビジョンを明確に持っている作品に出会えるのは心が温まる。基本的な戦闘や本作の醜いキャラクターに関心が集まるせいで、そのビジョンが軽視されているのは残念だが、本作が存在することを嬉しく思っているし、このような試みがもっと増えることを歓迎したい。
PC(Steam, Epic Games ストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S向けに2024年11月8日に発売を控えた『野狗子: Slitterhead』のMetacritic海外レビューまとめをお届けしました。メタスコアは記事執筆時点でPC版が67点(総レビュー数15件)、PS5版が62点(総レビュー数29件)、Xbox Series X版が67点(総レビュー数7件)でした(PS4版は規定レビュー数を満たさず判定不可)。
総じて、コンセプトが高く評価されています。一方、グラフィック、戦闘、完成度では評価が分かれているようです。
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