「(大勢は)そりゃあよく思ってないでしょう」ライマル獲得に大勢の本音は…槙原寛己が語る「菅野智之はメジャーでやれる、田中将大は巨人で良かった」
「そりゃあよく思ってないでしょう」
――他にも中日の守護神ライデル・マルティネス投手(28歳)を獲得しました。槙原さんも現役時代は抑えとして活躍しましたが、現在クローザーを務める大勢投手(25歳)はどんな心理だと想像しますか? 槙原 そりゃあよく思ってないでしょう(笑)。おそらく8回・大勢、9回・マルティネスという継投になるのかな。自慢みたいになってしまうけども、難しいですよ。「抑え」にはプライドが絶対にあるから。 ――プライド? 槙原 抑えることは一緒。でも、心持ちが違うでしょう。私は8回を投げたことがないから実体験としてはわからないけど「せっかくここまで実績を残してきたのに、そういうことするんだ……」って、へそを曲げたっておかしくはないでしょう? 特に大勢はルーキー時代から難しい局面を任されてきたわけで。 ――大勢投手は日本代表としてプレミア12にも参加しました。その後、日程の都合で優勝旅行をキャンセルして練習に専念したそうです。 槙原 補強に対して思う部分はあるはず。まあ、力はありますから。どんな役割でも勝利の方程式に彼の力は必要。阿部監督や首脳陣の采配に期待したいですね。 〈つづき→捕手編も読む〉 槙原 寛己(まきはら・ひろみ) 1963年8月11日生まれ、愛知県出身。ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。プロ2年目の83年に12勝を挙げ新人王を獲得。当時の日本最速である155km/hを記録した。斎藤雅樹投手、桑田真澄投手とともに「先発3本柱」として90年代の巨人投手陣を支えた。94年5月18日の広島東洋カープ戦で、プロ野球史上15人目の完全試合を達成。その後28年間、完全試合の達成はなく、20世紀最後で平成唯一の達成投手となっている。98年の途中からはリリーフに転向。2001年に現役を引退。現在は、野球解説者として活躍中。
(「プロ野球PRESS」NumberWeb編集部 = 文)
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