西武・平良海馬「意識はあまりない。自分の仕事をすればいい」 チームは5連敗中も16日ロッテ戦で前回対戦の雪辱に集中
西武の平良海馬投手(24)が15日、ベルーナドームで行われた投手練習後に取材対応した。16日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)に先発予定。今季3度目の先発となるが、前回登板ではロッテを相手に今季初黒星を喫しただけに、雪辱に意欲を見せた。 「ライオンズ訴えます」平良海馬が自身のグッズに〝怒り〟の投稿 2度目の先発となった9日のロッテ戦(大宮)は7回で104球を投げ、7安打に抑えて8三振を奪ったものの、3失点(自責点1)が響いて敗戦投手となった。「この前は地方球場で風も強く、フライが伸びていた。ZOZOも風が強いのでこの前の反省を生かしてフライを打たせないように注意していきたい」と海風対策を一番に挙げた。 この日の練習では自前のハイスピードカメラや機材を持ち込み、ベルーナドームのマウンドで速球やツーシーム、スライダーなど持ち球すべてを投げてボールの回転数や曲がり方、リリースポイントの位置などをチェックした。「ビデオを見てすべての球種のリリースポイントなどを確認しました。特にスライダーは今年から投げ始めた球種なので、いろいろ試したいことがありました。落ち幅も安定していたので、その感覚で試合でも投げたい」と全球種にしっかりとした手応えをつかんでいる。 チームは5連敗中だが「意識はあまりない。自分の仕事をすればいい」と1球、1球の積み重ねで結果を求めていく。ロッテ打線については「ホームランを打てる選手と足が速い選手がいるので、注意して四球など出さないようにしたい。前回は自責点1だったので、今回はゼロを目指していきます」と言葉に力を込めた。 また、14日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)で今季初先発し、試合後に体調不良のため病院で診察を受けた高橋光成投手(27)の状態について、球団の広報担当者は「異常はなく、きょうの練習には参加せず、球団施設内でストレッチなど軽い運動で調整した」と説明した。
西日本新聞社