助けなければ!戸田の国道に男児、車道中央を歩く 走行中の男性が発見、車止め男児を歩道へ 午後4時すぎ、日没前の西日差す幸魂大橋 勇気ある行動に称賛 周囲の車もハザードランプ点滅させ安全確保に協力
交通事故を未然に防いだとして埼玉県の蕨署は、東京都東村山市の自営業比留間義光さん(53)に感謝状を贈った。 車に挟まれ2人死亡、夕方トラックが突っ込み巻き添え 運転手「西日がまぶしく」…パイロンを置くも「見えにくくて」【写真4枚】
同署によると比留間さんは2024年11月27日午後4時20分ごろ、戸田市美女木の国道298号「幸魂大橋」内回り線を車で走行中、車道中央を歩く男児を発見。車から降り、男児を歩道へと移動させて安全を確保し、警察に通報した。 男児は戸田市の小学生。「誰かが助けなければ」と比留間さんが車を止め男児に駆け寄る間、他の車もハザードランプを点滅させて車の流れを止め、安全確保に協力した。当時は日没前の西日が差す時間帯。感謝状を手渡した山並俊彦署長は「適切な判断で勇気ある行動」とたたえた。 比留間さんは「当たり前のことをしたまで。自分だけではなく、歩道で男の子を受けてくれた方や、車を停車してくれた方々のおかげ」と周囲への感謝を話した。