石原さとみさん「20年前の自分に声をかけるなら『この先悩むけど、意外といい人生だよ』」の真意とは|CLASSY.
――CLASSY.では“ウェルビーイング”なライフスタイルを発信していますが、石原さんが考え方や生き方などで実践している“ウェルビーイングなこと”はありますか? この間、ドラマ『アンナチュラル』でもご一緒した井浦 新さんがご夫婦でプロダクトしている、サステナブルコスメブランドのKruhi(クルヒ)の発表会イベントに行ったんですよ。私、友だちなのでプライベートで遊びに行ったんですね。その日はnahrin(ナリン)っていうスイスのナチュラルコスメブランドとコラボした発表会で、トークショーも聞いていたんですが、“良いもの”っていうのは難しいけれど“悪くないもの”を使えてるって、子どもにとっても自分自身にとっても、とても大切だなと思ったんですよね。それを選べている、使っているっていうことが子どもにとっても家族にとっても誇れることだなと思って。そういう出会いを新さんと奥様にいただけてよかったなと思いました。すごく時短になるのも助かってるんです。お風呂で子どもがバタバタしてるなか、シャンプー後にトリートメントする時間がなくてもいいからめっちゃ楽だし乾かした後でも潤うし、子供が舐めてもチューされても大丈夫だし、すごくありがたいんです。
――健康や体力づくりなどのために意識していること、実践していることはありますか? 体力に関しては… 家族が助けてくれるにせよ、私がダウンしたらいろいろ回らなくなってくるので…あ、でも回るか。意外と回るんですよね(笑)。まあでも倒れないようにしようという努力という意味では、限界が来る前に整体に行こうって思うんですが、限界がきてから気づくんですよね(苦笑)。今作の撮影中も「タフだな、自分。気力だけでやってるな」って思いました。 ――食生活の面ではいかがですか? 子どもが生まれてからは、塩分量とか食べられるものも食べさせたいものも限られるから、子どもの食事を自分で作ってると、自分自身もナチュラルなものを選ぶようになりましたね。もちろんレトルトにも頼ってますけど。子どもには土いじりもさせたいから、たとえば人参も切られた状態だけじゃなく現物というか土から出た後の状態をよく見せてます。本当は土から掘り出すのがいちばんなんですけどね。触ってもいい状態の土がついたものを触らせるのは結構難しいんですが、なるべくそういうものを選ぶようにしてます。もちろんそれだけじゃ回らないので、宅配のミールキットにもめちゃめちゃお世話になってますよ。ただ、原型があるもので誰がどういうふうに作って、どんな形でどんな匂いがしてどんな手触りでどんな食感なのか、わかるような教育はしていきたいなと思ってます。