稲田防衛相が辞任表明(全文1)「防衛大臣としての職を辞する」
情報公開と文書管理で抜本的対策講じる
今般、特別防衛監察結果において示された改善策を受け、情報公開と文書管理という観点から、将来同様の事案が発生しないような抜本的な対策を講じます。 例えば南スーダン派遣施設部隊の日報に加え、今後、海外に派遣される自衛隊の部隊が作成した日報の全てを統合幕僚幹部参事官において一元的に管理するとともに、事後の情報公開請求に対しても一元的に対応することといたします。また、防衛省行政文書管理規則を改正し、日報の保存期間は10年間とし、その後、国立公文書館へ移管することといたします。さらに情報公開査察官を新設し、今後の文書不存在による不開示決定がなされた全ての案件について、必要な調査のための権限を持たせ、今般のような事案の発生防止のための抑止力とチェック機能の強化を図ることといたします。今後とも防衛省・自衛隊として一丸となり、問題となった点を徹底的に改善し、再発防止を図ってまいります。 続けて幹部人事に関してご報告いたします。本日の閣議において黒江防衛事務次官および岡部陸上幕僚長の退職を含む防衛省幹部人事について内閣の承認がなされました。私からは以上です。 【連載】稲田防衛相が辞任表明(全文2)へ続く