大谷翔平、第1打席は四球で自身6試合連続出塁 自身の「ボブルヘッドデー」で大歓声
◆米大リーグ ドジャース―レッズ(16日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) ドジャース・大谷翔平投手(29)が16日(日本時間17日)、本拠地・レッズ戦に「2番・DH」で先発出場。2点を追う初回1死の第1打席は先発左腕・スーターから四球だった。自身6試合連続出塁とした。 アクシデントもあった。一塁けん制球が一塁走者・大谷の左太もも付近を直撃。苦しい表情を浮かべたが、直後に今季11個目の盗塁を決めた。二塁ベース上では初回に両リーグトップを独走する27個目の盗塁を決めた遊撃・デラクルーズ(レッズ)と何か言葉が交わしているようにも見えた。 この日は「大谷翔平ボブルヘッドデー」。開門2時間以上前から長蛇の列が形成された。先着4万人に配布され、ランダムに1700個が“敵地仕様”のグレーユニホームのスーパーレアとなっている。多くの日本人ファンも球場に足を運んでいた。大谷が打席に入ると、いつも以上の大歓声が起きた。 15日(同16日)の敵地ジャイアンツ戦ではメジャー最多の今季20度目のマルチ安打をマーク。「状態はいい方だと思いますけど(渡米後)7年間で一番いいかと言われたらちょっと分からない」と言うが、9回には守護神・ドバルの101マイル(約162キロ)のカットボールを最後は右手一本で左前打とするなど、腰の張りから完全復活を印象づけていた。 ここまで43試合で打率3割6分4厘、12本塁打、30打点、10盗塁。試合前の時点で打率、本塁打の他に、安打数、二塁打、塁打、長打数、長打率、OPS、ISO(長打率から単打を除いて算出、長打力を示す)リーグ9冠となっていた。
報知新聞社