侍ジャパンが台湾上陸 井端監督が託した! 韓国戦は高橋宏斗&台湾戦は才木浩人
国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」で2連覇を狙う日本代表「侍ジャパン」は14日、航空機で台湾に移動した。井端弘和監督(49)は15日の韓国戦の先発を高橋宏斗投手(22)=中日=、16日の台湾戦(ともに台北ドーム)は才木浩人投手(26)=阪神=に託し、第一目標の1次リーグ突破へ、3連勝を期した。 【写真】森下らが台湾・桃園国際空港で現地ファンの歓迎を受けた 国際大会20連勝の勢いに乗って、侍戦士たちが台湾の地に降り立った。桃園国際空港では現地ファンの歓迎を受けながら、歩みを進めた井端監督は「何が起こるか分からない。向こう(A組)のリーグもあるので、勝てるときに勝っておきたい」と決意を新たにした。 連覇への道のり。13日はバンテリンドームでオーストラリアとの1次リーグB組初戦に9―3で快勝した。「第一目標」と語った1次リーグ突破へ、指揮官は「2、3戦目が重要になってくる。ぜひいい投球をしてもらいたい」と15日の韓国戦の先発を高橋宏、16日の台湾戦の先発を才木に託すことを明らかにした。 特に台湾野球の応援は、マイクパフォーマンスやダンス、チアリーダーが登場するなど熱狂的として有名。敵地で行われる台湾戦は完全アウェーの独特な雰囲気の中での試合が想定されるが、指揮官は「(内野守備走塁コーチとして参加した)前回大会も試合中は誰も気になっていなかった。応援がすごいのはみんな分かっているので、慣れているんじゃないですか」と甲子園の阪神戦を引き合いに出し、問題なしを強調した。 13日には、韓国が二回に満塁本塁打を許すなど一挙6失点で地元台湾に敗戦。指揮官は「やっぱり怖い。一発で4点ですから。そういうことはあり得る。走者をためない、というところ(が大事)」と手綱を締めた。1つの勝敗が、戦いを大きく左右する短期決戦。大会連覇を目指し、台湾でも一つずつ勝ち切っていく。(浜浦日向)