米長官、ベネズエラ野党候補が「次期大統領」 マドゥロ政権は反発
【ワシントンAFP時事】ブリンケン米国務長官は19日、X(旧ツイッター)への投稿で、7月末のベネズエラ大統領選で野党統一候補だったゴンサレス氏が「次期大統領」だとの認識を明らかにした。 米政府が同氏を次期大統領と表現したのは初めて。 選挙では反体制派を厳しく弾圧してきた左派の現職マドゥロ氏が勝利を宣言。ただ、政権側は内外の圧力にもかかわらず詳細な開票結果を公表しておらず、不正が疑われている。 ブリンケン氏は「ベネズエラ国民が圧倒的な声を上げ、(ゴンサレス氏を)次期大統領に選出した」と投稿。「民主主義では有権者の意思が尊重される」と強調した。スペインに亡命中のゴンサレス氏は、Xへの返信で謝意を表明した。 一方、ベネズエラのヒル外相はテレグラムで「ばかげている」「(ブリンケン氏は)ベネズエラの公然の敵」などと米政府を強く非難した。