安倍元総理夫妻とは大違い! 石破総理がコップ酒を片手に腹心と語り合った「侘しき議員宿舎の夜」
腹心とコップ酒片手に
午後6時半過ぎから赤坂にある議員宿舎内の食堂で、石破氏は最側近の赤澤亮正経済財政・再生相と2人で、近くのコンビニで売っているようなパック入りのスルメイカ、ポテトチップスなどをつまみにして、テーブルに置いた日本酒(4合瓶)をグラスで飲みながら談笑していた。内閣総理大臣と内閣府特命担当大臣(7政策担当)が宿舎でコップ酒を片手に謀議を図る―これが事実ならば、何とも侘しいシーンではないか。 皮肉にも暦上は同じ15日夕(米東部時間・日本時間16日午前)、安倍昭恵さんは米フロリダ州のドナルド・トランプ次期大統領の別荘「マーラ・ラゴ」で催されたトランプ氏夫妻主催の夕食会に招かれた。 そこには「(今や話題集中の)イーロン・マスクさんだけでなく、次期政権の主要閣僚が数人同席しました」と、昭恵さんが22日に東京・市ヶ谷で開かれた「日本李登輝友の会『日台共栄の夕べ』」の席で知人に語っている。 彼の地で昭恵さんが舌鼓を打った夕食会のメイン料理は、ドイツ系米国人には最高のもてなしとなるミートローフだった。トランプ氏の祖父母はドイツからの移民である。当然、メラニア夫人の手料理ではなく、マーラ・ラゴの専属シェフの手に成るものだ。 いずれにしても、石破氏を巡る様々なエピソードには「格差」がにじみ出ているのだが、ご本人はなぜだが政権運営に自信を抱き、来年の第217回通常国会を乗り切って、自らが7月参院選の先頭に立つ腹積りであるという(たとえ衆参ダブル選挙であっても)。 俄かに信じ難いことだが、同氏の心象風景では石破政権が当分の間、存続するようなのだ。 合わせて読みたい。【早くも「四面楚歌」の石破茂総理が頼る「精神安定剤」…赤澤亮正経済再生相が越えてはいけない一線を踏み越えた】
歳川 隆雄(ジャーナリスト・「インサイドライン」編集長)