篠塚辰樹が日本人初の素手ボクシングで1RKO勝ち「ベアナックル、最高でしょう。また俺がやるから楽しみにしていて」【RIZIN.46】
前Krushフェザー級王者の篠塚辰樹(MASTER BRIDGE / 剛毅會)が「RIZIN.46」(4月29日、東京・有明アリーナ)で日本人で初めてベアナックルルールでの試合に挑み1RでKO勝ちを収めた。 篠塚は昨年10月の「Krush.154」で王者・森坂陸を破りKrushフェザー級王座を獲得。大晦日にはRIZIN初参戦を果たし、BreakingDownの冨澤大智とRIZINキックボクシングルールのオープンフィンガーグローブマッチ(OFGM)で対戦し判定勝ちを収めた。今年3月にはK-1グループとの契約を満了。4月11日に行われた会見で、今大会で「ベア・ナックル・ファイティング・チャンピオンシップ(BKFC)」の提供試合に出場することが発表された。 対戦相手のJ・マルチネス(アメリカ/31Six Martial Arts)は開会式で発表された。マルチネスはBKFCで3戦2敗1無効試合のキャリアを持つファイター。この無効試合は1R終了時に左フックがさく裂し、KO勝ちかと思われたが、終了のベルが鳴った後の打撃とジャッジされ、ノーコンテストとなったもの。勝利こそ記録されなかったものの、一発の破壊力を証明した。 1R、いきなり飛び込むマルチネス。篠塚はクリンチで止める。篠塚は距離を取って、左ジャブを突いていく。マルチネスは篠塚に的を絞らせないように上体を振って、左右のフックを狙うが、篠塚はその動きを冷静に見極め、左ジャブを突いて、軽めの右ストレートを確実に当てていく。最後は左ジャブでぐらつかせるとパンチを振り回すマルチネスの動きをしっかり見極め右ストレートを打ち込みダウンを奪う。マルチネスは立ち上がることができず、篠塚のKO勝ちとなった。 篠塚は試合後のマイクで「みんなどうですか? ベアナックル、最高でしょう。また見たい奴はね、また俺がやるから楽しみにしていてね。みんなありがとうー」と雄叫びを上げた。