【浦和記念】アウトレンジ6馬身差圧勝!重賞初制覇
交流Jpn2「第45回浦和記念」が20日、浦和競馬場で行われた。2番人気のアウトレンジが4コーナー先頭から押し切って優勝、重賞初制覇を飾った。 直線で後続に付けた着差が6馬身。ゴール直前でC・デムーロが後方を振り返る余裕を見せれば、見守った大久保師も「こんなに離して勝つとは…馬の成長ぶりに驚いた」と感嘆するほどの勝ちっぷりだった。 好スタートからスッと控えると道中は4番手の外で折り合った。動いたのは3コーナー手前。ゴーサインを出すと一気に加速。逃げたメイショウフンジンをかわすと後は独り旅となった。これが2度目の重賞挑戦。「条件が合う」(大久保師)と挑戦させた陣営の判断の勝利でもあった。 22年浦和記念(タイセイドレフォン6着)以来の浦和騎乗となったC・デムーロも重賞勝ちに喜色満面。ほとんど日本語での受け答えで「いいスタート、ポジション。状態も良かった。勝てて良かった」と振り返り、取り囲んだファンから声援を浴びていた。今後は「条件が合いそうなレースが多いので地方の重賞を使ってみたい」と大久保師。まだ4歳。ダートグレードの中距離路線に新星が現れた。