梅雨時に注意したいのが「細菌性の食中毒」 予防の3原則「つけない」「増やさない」「やっつける」
■「食中毒が起こりやすい気象状況が当分は続く」と片平気象予報士
さらに、ことしならではの食中毒への対策が必要だと、気象予報士の片平敦さんは指摘します。 【気象予報士 片平敦さん】「この先7、8、9月にかけても、気温が平年よりも高い予想になっています。また雨の量も平年並み、または平年より多い、雨の降る日が多ければ湿気も多くなる。食中毒が起こりやすい気象状況が、当分は続くと考えています」
■食中毒予防の3原則 「つけない」「増やさない」「やっつける」
この時期多いのは細菌性の食中毒。カンピロバクター、ウェルシュ菌、O-157など鶏や牛、豚などの腸内に棲息する菌が原因で発生するケースが多くみられます。 帝塚山学院大学食環境学部の西川禎一教授によると、次のような対策が必要です。 食中毒予防の3原則。特に細菌性食中毒については2と3が大事だそうです。 1.つけない:手調理器具は清潔に保つ。 2.菌を増やさない:食材の温度管理。すぐに冷蔵庫に入れて保存する。調理をしない場合は冷凍という手もあります 3.やっつける:中までしっかりと火を通して加熱する。 菌は70度で1分加熱すると死ぬそうですが、菌が残した毒素は100度で加熱してもなくならないケースもあります。 だから、2の菌を増やさない、毒素を増やさないということが、大事だということです。 最悪の場合、命に関わるような症状になる恐れもあります。それぞれのご家庭で対策を講じていただきたいと思います。 (関西テレビ「newsランナー」2024年6月27日放送)
関西テレビ