【富士S展望】マイルCSの前哨戦、差し追い込み馬が活躍傾向
マイルCSの前哨戦で、2020年にGIIに格上げされた。過去10回で3着以内に入った延べ30頭中8頭は前走10着以下であり、春に凡走して以来の休み明けとなる馬や、秋初戦を叩いた馬が変わり身を見せてくることも珍しくない。 【写真】ゴンバデカーブースのこれまでの軌跡 1.若い馬が中心 過去10回の成績を年齢別で見てみると、7歳以上の馬は[0-0-0-12]で馬券に絡んでいない。6歳馬についても[0-1-0-27]で複勝率3.6%。対して、3歳馬は[4-1-2-28]で複勝率20.0%、4歳馬は[5-5-2-19]で複勝率38.7%、5歳馬は[1-3-6-34]で複勝率22.7%。6歳以上は割り引いて考えた方が良さそう。 2.前走4角位置に注目 過去10回で、前走4角1-2番手だった馬は[0-1-0-17]で複勝率5.6%しかない。対して、前走4角13番手以下は[4-3-0-14]で複勝率33.3%。このレースは後半の末脚勝負になることが多く、控える競馬をしてきた馬の方が活躍傾向にある。 3.距離延長は苦戦 過去10回で、前走から距離延長で臨んできた馬は[0-0-0-11]と馬券圏内に絡んでいない。対して、同じマイルを使われてきている馬は[7-7-6-69]で複勝率22.5%。 3歳馬ゴンバデカーブースは東京マイルで重賞勝ちと実績も十分。控えて末脚を伸ばすタイプで、ここは条件的にも合っている。昨年のサウジアラビアRCでボンドガールなどを並ぶ間もなく差し切った末脚なら、ここは歴戦の古馬相手でも勝ち負けに持ち込める。