軽量で薄手、オールマイティな「モンベル」の新作ウエア「EXライト サーマラップ パーカ」
普段はアウターとして軽快に着こなし、過酷な環境では中間着として使いこなす
都会で暮らす分には、暖房の効いた屋内から外気に触れる短時間の移動で再び暖房の効いた屋内に入ることが多く、防寒について重装備する必要性は低い。近年は暖冬の傾向が強いので、ダウンも薄手のものが人気だ。化繊綿のウエアも薄く、軽く、機能が高いものを選ぶのが正解。アウトドアで行動してもヒートアップしにくい。 「今シーズン登場した『EXライト サーマラップ』シリーズは従来の『U.L.サーマラップ』シリーズや『サーマラップ』シリーズと比べて、マルチに使える行動着です。街着としてアウターにするもよし、冬山に入る際は軽量な中間着にするもよし。上にオールウェザーなどのシェルなどを重ね、防寒性・防水性・防風性を高めて行動するのもおすすめです。 冬に思いきり着回したら、春・夏・秋にかけてはコンパクトになる利点を生かし、バッグに忍ばせてください。平均重量200gなので負担になりません。キャンプやハイキングなどで朝夕の冷え込みに対処するアイテムとして、オールシーズン心強い味方になります」 たとえば人気の富士登山。3000m超える高所で夜明け前から行動し、ご来光を待つ際にダウンなどの防寒着を着用するのは広く常識になっているが、よく知られるように富士登山は天気が崩れて雨になる確率がかなり高い。ダウンをぬらすと悲惨だが、化繊綿ならある程度ぬれても、ダウンより支障がない。 どこまでも軽さを追求する場合は1000フィルパワーなどの高級なダウンが化繊綿より優れている。しかし1泊2日の山小屋泊などで装備が全体に少なければ、ギリギリまで軽量化するより速乾性など他の長所にも注目しつつ、軽量性も高い「EXライト サーマラップ」シリーズを選択肢に加えるのが賢明ではないだろうか? 富士山にかぎらず、天気が読めない山歩きには同じことが当てはまる。
自分に合うのは「エクセロフト」か、それともダウンか?
「店舗でもお客様から『エクセロフト』とダウンで迷っているけど、どちらが自分に合うかとお尋ねいただく機会が増えています。『エクセロフト』と『ストレッチ エクセロフト』を採用したウエアにも種類がいろいろあり、ダウンにもいろいろあるので、ご相談いただけば用途をお聞きしておすすめを挙げますので選びやすいかと思います。汎用性が高くて応用しやすいのは『EXライト サーマラップ パーカ』です」 迷ったら「モンベル」で店員さんに尋ねるのが一番。パーカ以外にも、フードなしでさらに軽量なジャケットやベストもある。化繊綿のメリットに納得したら、パンツやシューズなども「エクセロフト」を採用したものを選ぶと、リーズナブルに快適さが得られる。スリーピングバッグなどもおすすめだ。
素材の特性を理解すると、手持ちの防寒具との使い分けや、併用して適切に扱うことも可能になる。フリースやウールなどとの組み合わせも広がる。近くのモンベルストアで一度、『EXライト サーマラップ パーカ』を手に取ってみてはいかがだろう。