「不平等だ!」共働き、自分の家事負担を減らす交渉術。一度決めたルールを変えるのが難しいとき、ひろゆきの使える“ズルい”言いまわし
お金の余裕がない場合は…
ただ、お金の余裕がない場合はこの交渉方法は使えません。そのときは相手のモラルに期待して、家事の負担が大きくて自分の心身の状態が厳しいことを訴えるという手があります。 その際のコツは、何かしらの方法で“可視化”させること。単純に「すごく大変なんだ」と説明したところで、言葉や肌感覚で家事の量を判断するのは難しいからです。 わかりやすいのは、仕事と家事のストレスで10円ハゲができたり、胃潰瘍など体に異変が出たりすることですが、これは本当に不調をきたしていないと難しい。 誰でもできるのは、「お互いの家事の状況を把握しよう」と、それぞれの分担作業やスケジュールを書き出してみることです。あなたの作業が多ければ、「これはさすがに不平等だよね……」となる可能性があったりします。ただし、これも提案の仕方によっては“宣戦布告”ととられる可能性もあるのでご注意を。
自分の家事負担を減らすには…
× 俺のほうが、家事負担が大きいよ ◎ お互いが担当する家事を、書き出してみよう 構成/杉原光徳(ミドルマン) ―[賢い人が自然とやっているズルい言いまわし]― 【ひろゆき】 西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
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