最も稼ぐのは? 欧州日本人、最新年俸ランキング5位。出場0で5億円…。出遅れているのは?
かつて、日本人選手の海外挑戦はそれ自体がある種のステータスとなっていた節もあった。だが、時代が移り変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価を得られず、「どれほどの活躍ができているか」が最も重視されるようになっている。そこで今回は、評価基準の一つとして、欧州日本人選手の最新年俸をランキング形式で紹介する。※推定年俸は『Capology』を、成績は『transfermarkt』を参照。
5位:伊藤洋輝(いとう・ひろき) 生年月日:1999年5月12日 所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) 推定年俸:378万ユーロ(約6億円) 24/25リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト 欧州日本人選手の最新年俸ランキングも、いよいよトップ5に突入。5位にランクインしたのはドイツが誇る名門のバイエルン・ミュンヘンに見初められた伊藤洋輝で、受け取る年俸は推定378万ユーロ(約6億円)となっている。 数十年前、日本人DFがバイエルンの最終ラインを任されるなど夢物語のように思われていたが、今夏にそれは現実のものとなった。バイエルンはシュトゥットガルトの主力センターバック(CB)として活躍してきた伊藤を完全移籍で獲得。 CBとサイドバック(SB)をこなせるユーティリティ性や、強さ・高さ・速さを兼ね備えた身長188cmの大型DFは、ベンチ要員としての加入などではなく信頼できる即戦力として名門に迎え入れられた。 惜しむらくは、加入直後のプレシーズンマッチで中足骨を骨折してしまい、いまだに新天地デビューを果たせていないことだ。11月2日、ドイツ紙『ビルト』は伊藤がリハビリコーチとマンツーマントレーニングを行っている様子を報道。 同紙は「リハビリコーチは常にタブレットを使用しており、伊藤から片時も目を離さなかった」と伝えており、バイエルンが期待の新戦力の復帰に細心の注意を払っていることが伺える。 クラブが復帰を急がせない方針を取る以上、伊藤のバイエルンデビューは年内ギリギリ、もしくは年明けになる可能性もありそうだ。ファンはピッチで輝く伊藤の姿を早く見たいと願っているだろうが、焦りは禁物。 いずれにしても、メイド・イン・ジャパンのCBが万全の状態で戦列に復帰すれば、目の肥えたバイエルンのファンを納得させるだけのプレーが期待できそうだ。
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