「とてつもない」有能ワゴン アルピナD3 S ツーリング 長期テスト(最終) ホームのドイツで極上体験
セカンドオピニオン
正直なところ、自分はD3 S ツーリングへそこまで感動はしなかった。すこぶる速く安定していて、実用的ではあるものの、乗り心地は少々荒っぽい。 BMW M340dとの、明確な違いも感じられなかった。比較のため、B3 ツーリングを試乗してみたいと思った。 フェリックス・ペイジ(Felix Page)
テストデータ
■気に入っているトコロ ハードボタン:本物のボタンが随所にある。ダッシュボードだけでなく、ステアリングホイールにも。シートヒーターやエアコン、オーディオも、それで操作できる。 快適性:オプションの上質なレザーシートは、丁寧なステッチで素晴らしく快適。ランバーサポートもオプションだが。 ガラスハッチ:3シリーズ・ツーリングの特長はそのまま。リアシートと荷室は広く、テールゲートのガラスハッチが便利。 航続距離:ディーゼルエンジンは時代遅れかもしれないが、気を使えば燃費は18.0km/L。無給油で1000kmは走れる。 ■気に入らないトコロ ブラック・コーディネート:ボディもホイールも黒。筆者の好みより、ダークすぎた。 ■走行距離 テスト開始時:3870km テスト終了時:1万8003km ■価格 モデル名:アルピナD3 S ツーリング(英国仕様) 開始時の価格:6万6000ポンド(約1247万円) 現行の価格:6万6000ポンド(約1247万円) テスト車の価格:8万8265ポンド(約1668万円) ■オプション装備 メリノ・レザー・インテリア:3800ポンド(約71万8000円) 20インチ鍛造ホイール:3420ポンド(約64万6000円) レーザー・ヘッドライト:1870ポンド(約35万3000円) ドライビングアシスタント・プロフェッショナル:1870ポンド(約35万3000円) パフォーマンス・ブレーキ:1770ポンド(約33万4000円) パノラミックサンルーフ:1550ポンド(約29万3000円) パワーシート:1120ポンド(約21万1000円) 電動牽引バー:960ポンド(約18万1000円) ハーマン・カードン・オーディオ:820ポンド(約15万5000円) ブラック・サファイア塗装:800ポンド(約15万1000円) 駐車アシスタント・プラス:650ポンド(約12万3000円) コンフォート・アクセス:560ポンド(約10万6000円) カーボンファイバー・インテリアトリム:500ポンド(約9万4000円) デカールセット:420ポンド(約7万9000円) サンプロテクション・ガラス:380ポンド(約7万1000円) 自動防眩ミラー:310ポンド(約5万9000円) シャドーライン・ライト:300ポンド(約5万7000円) アルミニウム・シフトパドル:290ポンド(約5万5000円) ハイグロス・インテリア:205ポンド(約3万9000円) ランバーサポート:195ポンド(約3万7000円) ドライブレコーダー:190ポンド(約3万6000円) アコースティック・ガラス:190ポンド(約3万6000円) ガルバニック仕上げコントロール:95ポンド(約1万8000円) ■燃費&航続距離 公称燃費:14.5km/L タンク容量:59L 平均燃費:17.1km/L 最高燃費:19.6km/L 最低燃費:15.2km/L 航続可能距離:1010km ■長期テスト車のスペック 全長:4719mm 全幅:1827mm 全高:1440mm 最高速度:270km/h 0-100km/h加速:4.8秒 CO2排出量:198g/km 車両重量:2020kg パワートレイン:直列6気筒2993cc ターボチャージャー+ISG 使用燃料:軽油 最高出力:360ps/4000-4200rpm 最大トルク:74.2kg-m/1750-2750rpm ギアボックス:8速オートマティック トランク容量:500-1510L ホイールサイズ:8.5Jx20インチ(フロント)/9.5Jx20インチ(リア) タイヤ:ピレリPゼロ 255/30 R20(フロント)/265/30 R20(リア) ■メンテナンス&ランニングコスト リース価格:1100ポンド/月(約20万7000円/月) CO2 排出量:182g/km メンテナンスコスト:なし その他コスト:16ポンド(約3000円/アドブルー) 燃料コスト:1361ポンド(約25万7000円/軽油) 燃料含めたランニングコスト:1377ポンド(約26万円) 1マイル当りコスト:0.16ポンド(約30円) 不具合:なし
マット・プライヤー(執筆) 中嶋健治(翻訳)