「賃上げ」とは 基礎解説や2024年の予測まとめ
改正のポイント
2024年の税制改正大綱では、最大税額控除率が以下のように上がる予定です。 大手企業・中堅企業:30% → 35% 中小企業:40% → 45% そのほかにも下記の変更点があります。 ・大企業向けは、より高い賃上げへのインセンティブ強化に向け、3%、4%に加えて、さらに高い賃上げ率の要件(5%、7%)を創設。 ・中小企業向けは、賃上げ実現年度に税額控除しきれなかった場合、5年間繰越控除ができる措置を創設。 ・子育てとの両立支援、女性活躍支援に積極的な企業への上乗せ措置を創設。 例:大企業向けで、プラチナくるみんかプラチナえるぼし認定で、税額控除率を5%上乗せ 改正の大きなポイントとして、最大税額控除率の変更、大企業に向けたさらに高い賃上げの要件の設定、中小企業向けの5年間の繰越控除措置があげられます。厚生労働省が認定する、子育て支援や女性の活躍推進に熱心な企業に付与される「くるみん認定」「えるぼし認定」に、税制上のインセンティブが課されることも注目される点です。 賃上げ促進税制の改正内容のさらなる詳細は、2024年5月頃公表される見通しです。