迫力の火渡りに参拝客ら歓声 大阪で「柴燈大護摩祈願祭」
迫力の火渡りに参拝客ら歓声 大阪で「柴燈大護摩祈願祭」 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
堺市南区の福徳寺(桑原弘海住職)で15日、「柴燈大護摩祈願祭」が行われ、地元住民ら多くの参拝客が願い事を添護摩木に託し、諸願成就を祈願した。
同祈願祭は屋外で焚く大護摩のことで、参拝者ら一人ひとりが願い事を添護摩木に託し、六根清浄となって神仏との縁を繋ぎ、諸願成就を祈願するもの。 そして、後に火渡りも行われ、桑原住職らが燃え盛る炎の中を素足で歩き、参拝者からは「わぁ~」という驚きの声が多く聞かれた。 その後、火をおさえた上で参拝者も火渡りに参加。子供らは参加する前に泣きそうな顔になる子もいたが、いざ歩ききると「できたー」とほとんどの子が笑顔になっていた。
大阪管区気象台によると、同日は冬型の気圧配置の影響で気温が低く、同日午後6時までに最高気温は5.9度にとどまり、最低気温は氷点下0.7度だったという。 この寒さの中、同区から訪れた女性(43)は「毎年来ていますが、地元の寺でこうした火渡りとかを体験できるのはいいことですね。子供も最初は怖がっていましたが、渡りきって自信がついたみたいです。願い事も叶うといいですね」と話していた。