【インド】中部電力、地場OMCパワーに追加出資
中部電力は13日、インドで「分散型電源・グリッド」事業を手がけるOMCパワーへの増資を引き受け、12日に完了したと発表した。2022年9月に続く2度目の出資となる。今回の増資で、OMCパワーへの出資比率は30%台後半に上がり、筆頭株主になる。 筆頭株主となった中部電力はOMCパワーに派遣する非常勤取締役を現在の2人から、3人に増やす。また、社員を送り込み、OMCパワーの事業運営を支援する。 OMCパワーは調達資金を北部ウッタルプラデシュ州で、同政府が推進する公共施設を対象とした屋根置き型太陽光発電事業や通信塔などの電力インフラ整備事業に投じ、収益基盤の拡大を図る。 OMCパワーは11年設立。北部グルガオンに本社を置く。消費地の近くで小規模な発電施設を設置し送配電を行う分散型電源・グリッド事業を展開。同社が保有する太陽光発電システムの設備容量は現在、約2万5,000キロワット。 OMCパワーには三井物産も出資している。