土木が原風景となる時(3)海上吊橋の堂々たる威容「下津井瀬戸大橋」
■施設データ:下津井瀬戸大橋 ・所在地:瀬戸内海(岡山県倉敷市~香川県坂出市) ・橋梁形式:張出径間付単径間補剛トラス吊橋 ・供用開始:1988年(昭和63年) ・諸元:橋長1400メートル・中央支間940メートル 著者プロフィール 吉川弘道(よしかわひろみち)1975年早稲田大学理工学部卒。工学博士(東京大学)、技術士(建設部門)。米コロラド大学客員教授、東京都市大学教授を経て、現在、東京都市大学名誉教授。専門は、耐震設計、地震リスク。土木学会論文賞など多くの受賞歴がある。現在、インフラツーリズム推進会議議長を務めるほか、投稿サイト「土木ウォッチング」やFacebookページ「Discover Doboku」を主宰。著書は「鉄筋コンクリート構造物の耐震設計と地震リスク解析」(丸善)など7冊を上梓。