「親日論争」教科書を採択した韓国唯一の高校…「手続き違反」指摘にも強硬
親日・独裁政権を美化していると論争になっていた歴史教科書を全国で唯一採択した慶尚北道慶山(キョンサンブクド・キョンサン)の文明(ムンミョン)高校が「教科書の選定は教権の核心であり、外部の政治攻勢に対して民事・刑事的責任を問う」として強硬対応を予告した。 イム・ジュニ校長は21日、記者会見を開き「教育は政治屋の理念攻勢に苦しめられたり影響を受けたりせず、ひたすら教育者の良心に従って政治的中立性の原則下で行われなければならない」と話した。また「学校が(教育部の)検定を受けた9種類の教科書のうち、どれを採択するかに関連し、選定マニュアルに基づいて進めた」とし、手続き上問題がないと強調した。 最近、文明高校は学校運営委員会審議を経て新しい教育課程(2022改正教育課程)の韓国史1・2の教科書に韓国学力評価院の出版本を選んだ。この教科書は日本軍慰安婦被害を縮小して扱い、李承晩(イ・スンマン)政権に対しては「独裁」ではない「執権延長」と表現するなど親日・独裁を擁護したという批判を受けてきた。 これに先立ち、全国教職員労働組合や地域市民団体、文明高保護者などで構成された「文明高 親日・独裁美化不良韓国史教科書採択対応対策委員会」は19日、同校の前で記者会見を行って「親日・独裁美化、不良韓国史教育の試みを中断せよ」と批判した。