水木一郎がデビュー50周年ライブ アーティスト仲間からのサプライズとは?
「ゼーット!」でおなじみのアニキこと水木一郎(70)が10日、Zepp Tokyo(江東区青海)で、「デビュー50周年記念 特別講演~原点オンパレードだゼーット!~」を行った。 今回、水木は「マジンガーZ」や「キャプテンハーロック」、「仮面ライダー」シリーズなど、アニメや特撮の人気主題歌のほか、歌手活動の「原点」となる楽曲を含めた30曲を披露。会場には子供から大人、外国からやって来たファンなど約1000人が集い、熱い「ゼーット!」などの声援で盛り上げた。そして、後半には後輩らが企画したサプライズも登場し、お祝いムードたっぷりのライブとなった。
「原点」「初もの」にこだわった選曲で振り返る50周年
「偶然に、探して探して探してやっと見つかった幻のデビュー曲とか、お蔵入りしていたいろんな歌が発見されましたので、そういうような歌を交ぜていこうかなと思っています。今日は、僕の原点をたっぷりお楽しみください」 アニソンに出合うまで水木は、歌謡界のプリンス呼ばれていたものの、実力はあっても鳴かず飛ばずの日々が続いた。今回のライブでは、1968年7月のレコードデビュー曲、カンツォーネ「君にささげる僕の歌」をはじめ、オーディショングランプリ受賞曲「僕のマシュマロちゃん」、初レコーディング曲「シェナンドー」、幻のデビュー曲「くちづけ」(初披露)など、水木の「原点」を一挙に歌い上げた。 また、さらにアニソン界の帝王に君臨する現在までの足跡の中での「初もの」も集めた。アニソンデビュー曲「原始少年リュウが行く」、初特撮ソング「嵐よ叫べ」、初ロボットソング「アストロガンガー」などだ。「バビル2世」は、レコーディング時に風邪を引いてしまうという最初で最後の失態で、先生を怒らせてしまったという意外な「初もの」エピソードも明かされた。 ゲストには西尾和子、堀江美都子、影山ヒロノブ、ボイジャー(TAKERU、瀬下千晶)らが登場し、リラックスしたムードの会話でステージに華をそえた。