まんぷく ヒロイン夫役の長谷川博己「朝ドラ何度も落ちた」
NHKは7日、10月から放送予定の朝の連続テレビ小説「まんぷく」のヒロインの夫、立花萬平役が、俳優の長谷川博己に決まったと発表した。長谷川は会見で20代前半に連続テレビ小説のヒロイン相手役のオーディションに何度も落ちたことを明かし「大阪での生活は一回もないので楽しみ」と話すなど、終始なごやかな雰囲気で行われた。 【拡大写真付き】まんぷく ヒロインの夫役に長谷川博己「ラーメン大好き」
製作統括「品格とカリスマ性を漂わせている長谷川さんに」
同局によると、このドラマは「チキンラーメン」を誕生させた日清食品創業者、安藤百福(あんどう・ももふく)さんと妻の仁子(まさこ)さんの半生をモデルとしたもの。ヒロインは女優の安藤サクラが演じ、長谷川は百福さんをモデルとした萬平を演じる。 萬平役が長谷川に決定したことについて、製作統括を担当する同局の真鍋斎さんは「萬平さんイコール百福さんではないですが、多元的な顔を持った人物を演じていただくにあたっては、非常に的確な演技力で、どんな役をされても品格とカリスマ性を漂わせている長谷川さんに出演いただきたいと思いお願いした」と話した。
長谷川、安藤サクラは「共演してみたい方だった」
次に、真鍋さんからマイクを渡された長谷川は開口一番「品格とカリスマ性を持った長谷川博己です」とあいさつ。会場が笑いに包まれ一気になごんだ。 そして「(連続テレビ小説)には20歳代にオーディションを受けさせていただき、何度も落ちておりまして」と過去にオーディションを受けていたことを明かした。 長谷川は報道陣からの「オーディションを受けた作品は覚えてる?」という質問には「(事務所から)説明されないでオーディションに行くので。その時に『朝ドラのヒロインの相手をやると売れるよ』と言われ。作品がどうかとか関係なく、事務所に行けと言われてました」と当時の思い出を振り返った。 ヒロインの安藤サクラについては「ぜひ共演してみたい方だったので、すばらしい女優さんですから楽しみです」と笑顔で話す。また、長谷川はこれまでに関西弁の役はほかの作品や映画でも経験しているが「まだ萬平がどういう風にやるかは決まっていないのでしゃべるかどうかは未定なので」と答えていた。
ロケ地は大阪府内または近県で
同ドラマの製作統括、真鍋さんは、ロケ地については「時代が時代なもので、大阪府内でまかないきれないと思うので、近隣の県で撮影することも」と述べた。