国会閉幕、重要な局面を迎える…特捜部、安倍派と二階派を週明けにも強制捜査へ
日テレNEWS NNN
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、東京地検特捜部が安倍派と二階派の強制捜査に乗り出す方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。週明けにも、派閥側の関係先への家宅捜索に乗り出すものとみられます。中継です。 派閥のパーティー券をめぐる問題は、国会の閉幕を受けて、重要な局面を迎えます。特捜部は安倍派だけでなく二階派にも捜査のメスを入れることを決断したとみられます。 この問題では、安倍派と二階派、岸田派でパーティー券収入の一部が収支報告書に記載されていなかったことがわかっていますが、特捜部が安倍派と二階派の関係先に、それぞれ週明けにも家宅捜索に入る方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。 安倍派は所属する議員の大半が記載のないキックバックを受け取っていたとみられ、総額が直近5年間で5億円にのぼるとみられています。 また、二階派はキックバックについては派閥側と議員側、双方に記載があるものの、直近5年間でノルマを超えた収入1億円あまりを記載していなかったとみられます。 特捜部は、いずれも総額が「億単位」で、規模が大きいことなどから、強制捜査が必要と判断したものとみられます。 特捜部は検事や事務官など、捜査態勢を100人以上に拡充しており、近く議員本人への聴取も始め、組織的な裏金作りが行われていなかったかなど、全容解明を進めるものとみられます。