山崎隆之八段「完敗だった」 15年ぶり大舞台も藤井聡太棋聖に3連敗 ヒューリック杯棋聖戦/将棋
将棋の藤井聡太棋聖(21)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将との7冠=が1日、名古屋市中区の「亀岳林 万松寺」で指されたヒューリック杯第95期棋聖戦五番勝負(主催・産経新聞社など、特別協賛・ヒューリック)の第3局で先手の山崎隆之八段(43)を100手で下し3連勝。5連覇を達成し、タイトル戦の永世称号資格獲得の史上最年少記録となる21歳11カ月で「永世棋聖」(通算5期)の資格を獲得した。 【写真】中原誠十六世名人、自身の最年少記録塗り替えての永世称号獲得の藤井聡太棋聖に「お見事です」 敗れた山崎八段は終局後、「力戦調の将棋で読み負けているところでシリーズを通して完敗だったなという感じです」。15年ぶり2度目の大舞台で初タイトルを目指すも3連敗となったが、「タイトル戦に出れるということは幸せなこと。素晴らしい対局場で指させていただいて本当にありがたいことだと感謝しています。もっと強くなって挑戦したかったなと。3局を指していて楽しかったんですけど、もっともっと強ければ、将棋の楽しさはあったのかなというのは感じました。改めてそういう気持ちにさせてもらったタイトル戦でした」と話した。