シューマイ弁当を手にする土手麻紀さん

　土手町コミュニティーパークごちそうプラザ内にある居酒屋「ぼんしゃん亭」（弘前市土手町）が10月11日、弁当の宅配サービスを再開した。（弘前経済新聞） 【写真】ぼんしゃん亭の特製日替弁当 　今年8月末の「中三（なかさん）弘前店」（土手町）閉店の影響で客足が大きく落ちたため、弁当の宅配を12年ぶりに再開することにした同店。店主の土手麻紀さんは「以前は年配層を中心に、中三での買い回りに合わせてランチをする常連客が多かったが、閉店後はまったく来店がなくなってしまい、ディナーも苦戦している」と話す。 　同店は1994（平成6）年に北瓦ケ町で開業した。2000（平成12）年にはかくみ小路へ移転し、2020年に2度目の移転。土手町周辺に店を構えてきた。弁当の宅配は、かくみ小路で営業していた2009（平成21）年～2012（平成24）年に行っていたが、弁当メニューのテイクアウトは継続した。 　弁当は1個1,500円～2,500円の価格帯だったが、サービス復活にあたって宅配用弁当は配達料込みで1個650円～890円と引き下げた。「毎日召し上がってもらえる弁当にして、注文から店の宣伝にもつなげたい」と土手さん。「現地に移転して4年になるが、認知が思うように広まっていない。閉店したと思っている客もいるので、改めて店のことを知らせる機会にしたい」とも。 　弁当の宅配サービスは3個以上の注文が対象。月曜～金曜の11時～14時の配送。配達先は店舗から半径1キロ圏内に限るが、要相談。メニューは、特製のり弁（680円）、シューマイ弁当、メンチカツ特製ソースがけ弁当（以上780円）、特製日替弁当（大）（850円）、「えびフライいっぱい自家製タルタル弁当」（890円）など。予約は同店（TEL 090-2270-2500）で受け付ける。 　店舗の営業時間は、11時30分～13時30分、17時30分～22時。日曜、祝日、第3土曜、毎月16日定休。