張本智和、樊振東に惜しくも敗退 日本勢はベスト8で大会を終える<卓球・WTTチャンピオンズ重慶2024>
<卓球・WTTチャンピオンズ重慶2024 日程:2024年5月30~6月3日 場所:重慶(中国)> 2日、WTTチャンピオンズ重慶は大会4日目を迎え、男女シングルス準々決勝と準決勝が行われた。 男子シングルス準々決勝では、張本智和(智和企画)が樊振東(ファンジェンドン・中国)と対戦。第1ゲーム序盤は点を取り合うものの、中盤から樊振東に連続得点を許し、第1ゲームは樊振東が奪取する。 第2ゲームは前半から張本がリードして先にゲームポイントを取るも、樊振東に終盤で粘られ、そのまま樊振東がデュースでゲームを連取。第3ゲームは張本が意地を見せ、序盤から5本連続得ポイントで樊振東を突き放して奪取するも、第4ゲームは樊振東が7連続ポイントで勝利。張本は樊振東に肉薄するも、ゲームカウント1-3で敗れ、ベスト8で今大会を終えた。 また、男子シングルス準決勝では、王楚欽(ワンチューチン・中国)と邱党(キュウダン・ドイツ)が対戦。第1ゲームは王楚欽が制するも、第2、第3ゲームは邱党が連取し、邱党優勢となる。しかし、王楚欽が第4、第5ゲームを連取し、デュースの競り合いとなった第6ゲームも勢いのままに王楚欽が奪取。ゲームカウント4-2で王楚欽が勝利し、決勝進出を決めた。 もう一方の準決勝では、樊振東がウーゴ・カルデラノ(ブラジル)をストレートで撃破し、決勝進出を決めた。 女子シングルス準々決勝では、早田ひな(日本生命)が孫穎莎(スンイーシャ・中国)と、張本美和(木下グループ)が陳夢(チェンムン・中国)と対戦。早田は、第1、第2ゲーム共に孫穎莎にリードを許す展開となり、孫穎莎に2ゲームを連取される。第3ゲームは互いに点を取り合い、一時は早田がリードを奪うも終盤で連続ポイントを許し、最後は11-9で孫穎莎に軍配。ストレートで敗れた早田は、準々決勝で敗退となった。 一方の張本は陳夢の勢いに押され、第1ゲームは点差を広げられる苦しい展開に。第2ゲームは序盤に大きく離されるも、粘り続けた張本が終盤に追いつき、そのままデュースへ。しかし、陳夢の硬い戦術の前にゲームが取れず、陳夢が2ゲームを連取する。第3ゲームは1点ずつ取り合う競り合いとなり、陳夢が先にマッチポイントを握る。しかし、張本が追いつき、そのまま流れを掴んだ張本が12-10で1ゲームを取り返す。 第4ゲームは陳夢が主導権を握り、終始張本を圧倒。張本も粘るも突き放され、11-5で陳夢が奪取。ゲームカウント3-1で陳夢が勝利。張本も、早田と同じくベスト8で姿を消した。 また、女子シングルス準決勝では、孫頴莎と陳夢、王藝迪(ワンイーディ・中国)と王曼昱(ワンマンユ・中国)が対戦し、それぞれゲームカウント4-2で孫頴莎、ゲームカウント4-0で王曼昱が勝利した。 最終日の3日には、男女シングルス決勝が行われる。