コワモテ関西人と思ったら…日本期待のゆなすみペア、結成して分かった人間性「実はすごいユーモアが…」【一問一答】
フィギュアスケートNHK杯
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は10日、東京・代々木第一体育館でエキシビションが行われ、各スケーターたちが観客を魅了した。ペアで7位となった「ゆなすみ」こと長岡柚奈、森口澄士組は筋肉自慢のコミカルなエアロビ演技を披露。一夜明けの取材にも応じ、第5戦のフィンランド杯に出場が決まったと明かした。結成2年目。改めて感じたお互いの印象なども笑いを交えて語った。 【画像】演技中も唸る筋肉…エキシビで会場を沸かせたゆなすみペアの豪快リフト エキシビションの演技前、フィンランド杯出場が会場にアナウンスされ、祝福の拍手を浴びたゆなすみ。エアロビ衣装に身を包み、仰向けになった森口が長岡の体をバーベルのように両腕で持ち上げるトレーニングを披露した。開始5秒で観客のハートをわしづかみにすると、エネルギッシュなパフォーマンスで会場を魅了した。 今大会はショートプログラム(SP)で自己ベストの60.32点をマーク。世界選手権出場に必要なミニマムスコアも突破した。フリーではミスもあり、112.15点。合計172.47点の7位だったが、1年前にも出場した大会で成長した姿を見せた。 以下、一夜明け取材の一問一答。 ――改めて、一夜明けての思いは。 長岡「ホテルに帰ってジャッジスコアを見て、良かったところもなくはなかったんですけど、もっと出来たよなと思うところがたくさんあった。練習でうまく行っていたところが本番で出せなかったことが改めて悔しい。次に向けて、すぐ切り替えて練習していきたい」 森口「悔しい気持ちがあったけど、次につなげるために自分たちの良かったところを見つけようと思ったら、悪いところばかりではなかった。次に活かせるようにやっていきたいと、今は気持ちが切り替わった」 ――具体的に良かった点、課題は。 長岡「成果として、私たちにとってはベストじゃないリフトだったけれど、それでもプラスの評価を得られたことは自信に繋がる。最大限いいリフトをできれば、もっと加点をもらえるんだなって認識できたので良かった。反省すべき点としては、スロージャンプ、サイドバイサイドジャンプで失敗してしまったこと、リカバリーでその後のトウループにアクセルをつけたんですけど、繋ぎの面で合わなくなったところがあったので、演技が途切れる印象を与えてしまった。そういうことを想定して練習しないといけない」 森口「全く同じ意見です。全て思っていること、同じことを(長岡が)言わはりました(笑)」 ――銀メダルだった先輩の「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組とは話したか。 森口「昨日はお二人が忙しそうすぎて、メダルセレモニーもあるし、コーチとのミーティングもあったりして声をかけるタイミングがなかった。とりあえず『お疲れ様でした』というタイミングをずっと探していて、言えて。昨日はっきり言えてなかったので今朝も言って(笑)。龍一君からは『しっかりフィンランドで頑張れるように、怪我しないようにね』と話していただきました」