ショータイムは、HBOと共にボクシングの数々の名勝負を放送してPPVによりボクシングを巨額なお金の動くビッグビジネスに変えてきた放映局。昨年、エキシビションで復帰したヘビー級の元統一世界王者のマイク・タイソン、メイウェザーの現役時代の試合をフォロー。430万件の契約があったメイウェザーvsマクレガーの異色マッチもショータイムが放映した。だが、同メディアは、ショータイムの金満主義を否定した上で、「悲しいが、全員が金を儲けることしか考えていない。彼らはマイク・タイソンやイベンダー・ホリフィールドら偉大なファイターたちを恥ずべきリングへ引っ張り続けている。我々が、ただ希望することは、ポールがどうにかしてメイウェザーをノックアウトし、他の本物のボクシング選手が、この方向性に向かうことを止めさせることだ」と皮肉をこめて、この異色マッチで番狂わせが起きることを期待した。 　だが、一方でファンの間からは「エンターテインメントとして楽しめればいいのでは。面白くないボクサーの試合よりもよほど見てみたい」との声もある。ボクシング界で、このカードを超える視聴者数を計算できるカードがどれだけあるだろう。 　いずれにしろ注目の一戦となることだけは間違いない。