【静岡競輪・GPシリーズ】尾方真生が「今年は結果も意識しながら走りたい」
<28日・静岡競輪・初日> 【九州王国再興へ】 尾方真生(25)=福岡・118期=の目の色が違う。今まではレース直前でも「何回も出ていれば、いつかは勝てると思う」といった、ほんわかしたコメントをすることが多かった。それが今年は違う。「今年は結果も意識しながら走りたい」。口調は今までどおり柔らかいが、決意を新たに頂点を目指している。 もちろん、プロとして当たり前といえばそれまでだが、意識が変わってきたのは間違いない。今年は7月の松戸ガールズケイリンフェスティバルで逃げ切りV。「逃げ切りでタイトルを取るのが目標だった。それが達成できた」と手放しで喜んだ。 だがそれを経て、新たな目標が、タイトルホルダーとしての自覚とともに芽生えたに違いない。昨年からウエートトレを取り入れてパワーアップ。「今年で4回目のグランプリ。今までで一番体の状態はいい」と準備万端だ。 久留米の小林優香、児玉碧衣と同門。先輩2人の陰に隠れているが、デビュー1年半でグランプリに出場し、それを続けているのは驚異的な実績。九州が送り出す、打倒サトミナの一番手と言っても過言ではない。