京島にクラフトチョコレート工房「サニーチョコレート」 錦糸町から移転
墨田区内で唯一クラフトチョコレートを製造・販売する「SUNNY CHOCOLATE(サニーチョコレート)」が12月2日、錦糸町駅から京島(墨田区京島3)に移転オープンした。(すみだ経済新聞) 【写真】「SUNNY CHOCOLATE」 店主の伴野智映子さんは、大手チョコレートブランド企業でのキャリアを経て起業。今春に錦糸町のマンションの一室を改装してチョコレートの製造販売を始めたが、建物の建て替えの都合により、京島に移転した。 同店のクラフトチョコレートについて、伴野さんは「使う原材料はカカオ豆と奄美大島産のサトウキビを原料とした素焚糖(すだきとう)のみ。カカオの産地ごとの香りや味わいをお子さまから大人まで誰でもシンプルに楽しむことができるのが特徴」と紹介する。 クラフトチョコレートを製造するようになったきっかけについては、「カカオ豆(Bean)から板チョコレート(Bar)ができるまでの全工程を自社で一貫管理して製造する製造スタイルを『Bean to Bar(ビーン・トゥ・バー)』と呼ぶ。ポーランドでBean to barで製造されたクラフトチョコレートの魅力に出合ったことが、現在のクラフトチョコレート製造のきっかけの一つ」と伴野さん。 チョコレートは、ホンジュラスのカカオ豆「ワンプシルピ」を使った「森 Mori」(756円)、ボリビアの「アルトベニ」を使った「空 Sora」(756円)、タイの「ランパーン」を使った「光 Hikari」(756円)などを店頭で販売するほか、チョコレートドリンクも提供する。 京島の新しい工房兼店舗は4階建ての建物の最上階で、開放的なルーフトップスタイル。室内はカウンターバーの店舗で、屋上からスカイツリーを一望できる。 伴野さんは「この場所をさまざまな方が集まる『屋上公園』にしたい。京島は地域の人と人の距離感が近く、ぬくもりが心地よく響き合う場所。イベントコラボなどさまざまな活用を通じて多くの人とつながっていきたい。12月7日にはコーヒーブランド『ホニャララコーヒー」とのコラボイベントを予定している。当日はコーヒーに合わせてチョコレートの食べ比べセットを提供する。コーヒーとチョコレートのペアリングを楽しむこともできるので足を運んでいただければ」と呼びかける 営業時間は11時~17時。日曜・月曜・火曜定休。
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