【DDT】佐々木大輔 12・28王座挑戦前に…ファミレスで罵詈雑言「俺たちはアイドルじゃねえんだよ」
DDTの〝カリスマ〟佐々木大輔(39)が、王者クリス・ブルックス(33)とのKO―D無差別級選手権(28日、東京・両国国技館)へ向け大放言だ。 【写真】KO-D王者クリス・ブスックスを挑発する佐々木大輔 11月の墨田区大会で王座奪取に成功したクリスに挑戦を表明。実に4年ぶりとなる団体最高峰王座挑戦を控え、都内のファミレスに記者を緊急招集した。 記者をファミレスに呼べばおごってもらえるという厄介な勘違いをしている佐々木は、他のメニューには目もくれずビールを大量に注文。KO―D王座戦線出撃の真意を問うと「来年(デビュー)20周年だから、ちょっとやっておこうかなと。あと現状のDDTがつまらなすぎて。俺たちはアイドルじゃねえんだよ。若さと顔で売ろうとしやがって…こっちは若くもねえし、顔もよくねえんだから。そもそも上野(勇希)とかMAOとか全然カッコよくないのに、何でキャーキャー言われてるんだ」と団体の方向性に異を唱えた。 近年のKO―D戦線はクリス、上野から青木真也と王者が入れ替わり、再びクリスがベルトを奪回した。この状況を佐々木は「青木真也にはちょっと期待していたんだよ。だってアイツ変人だろ? でも、愛に訴えかける試合してたから『お前は違うだろう』と思ったな。で、クリスがまた王者になって再びアイドル路線に戻りつつある。低身長・低収入・低学歴の『3T』が揃ったこの俺はどうしたらいいんだ。こういうヤツが生き残れるのがDDTだったんじゃないのか」と、だいぶ自分本位に解説する。 「目指すは、俺が中学校の時に毎週心踊らされた末期WCWの世界だ。毎週のように試合が終わらないまま番組が終わるという…。そういう目が離せない団体であるべきだ。アイドルとかアスリートプロレスとか、時代じゃないよ」と、ベルト奪回から妙な方向へのかじ取りを予告した。 つまみもそこそこにビールの追加注文が止まらないカリスマの発言は、気が大きくなるにつれどんどんエスカレート。「4年ぶりだぞ、4年ぶり。もうこれが最後の挑戦でしょ。そのぐらいの覚悟。そういう年頃だし。負けたら2026年1月4日東京ドームが俺のゴールになるんじゃないか。勝って20周年大会を華々しくドームでやるか、負けてドームで引退するかのどちらかしかないと思う」と、不退転の決意を明かした。 もっとも26年1月4日東京ドームをゴールに設定しているのは新日本プロレス・棚橋弘至のはずで、仮に佐々木が引退を決意したとしても、同大会に出してもらえるのかは定かではない。 ファミレスではなかなかお目にかかれないグラス数のビールを飲み干した佐々木は、言いたいことを言い終えるとさっそうと2軒目へ移動。数々の発言は一体どこまで本気なのか。その答えは、もう本人でさえよく分かっていないだろう…。
岡本佑介